ここ最近の雨で延ばし延ばしになっていた『川上さん』の採蜜をしました。
・・・朝起きたら旦那さんとお義母さんが巣枠から巣を切り離しているところでした。
そう、私は寝てたのです。
ということで、あまり写真がありません~。
かろうじて旦那さんが撮ってくれていた物をアップしますね。
下川さんの教訓を活かして、川上さんは2段切り取りました。
我が家の巣枠は一般的なものよりも一段の高さが低いのです。
一段が約12センチくらい(だったと思う)です。
下の画像が今回切り離した2段分の巣枠。
上のフタを外したところ ↓↓
川上さんは蟻やスムシに入られやすくて、下川さんほどキレイじゃない感じです。
1段ずつに切り分けました。
どうですか~、ずっしり入ってる感じ伝わるでしょうか?
雨が続いていたので、ちょこちょこと蜜蜂たちが蜜を食べてしまっている所もありましたが、予定では約3.5~4リットルくらい採れるはず。
巣を網とビニール袋に入れて吊るして、瓶に垂らしているところでございます。
川上さんは下川さんより1ヶ月遅い採蜜で、栗の影響も懸念されましたがそれほどでもないようです。
でも下川さんよりも色の濃い蜜で、味も違いますね。
群れごとの個性もあると言うし、奥が深いです。
大年蚤の市で試食会やろっと!
本日とうとう、蜂蜜を採りましたよ~♪
昨年の秋にチャレンジして蜜があまり無くて巣を戻したので、チャレンジとしては2回目です。
朝6時から行動開始。
目指すは下川さん。
勇ましい後姿です ↓
まずは、上の方にいる蜂たちを下へ移動させるためにフタをトントンと叩きます。
蜂が下に逃げたかな~と思ったら今度はワイヤーで巣枠と巣枠の間を切り離します。
お義母さんは下の壇が崩れないように支えているのです。
切れた!どう?蜜は入ってる??
入ってます、入ってます!!
前回切った時はこんな状態だったもの ↓↓
わ~!まだ蜂がたくさん入ってる!
慌てて蜂たちを振るい落とす旦那さん。
もっと長めに叩かないといけないようです。
フタを外してみました。
巣枠から巣を切り出します。
枠の中には竹ヒゴを十字に入れているので、切りにくかった模様・・・
でもこんなにキレイな巣蜜が~♪
キレイな巣蜜は最初しか採れないんだって。
巣作り最初の方は貯蜜枠として巣を作るので、育児枠として使われていないくてキレイなのです。
(採蜜後に空枠を下に付け足さずに上に付け足すと貯蜜枠として巣を作るらしく、そうするとまたキレイな巣蜜が採れるらしいですよ)
めっちゃたっぷりです!
蜜蜂たちが1年間頑張って貯めた蜂蜜。
みかんネットに巣ごと入れて、それをビニール袋で覆って蜜を垂らします。
日本蜜蜂は巣が柔らかくて、西洋蜜蜂のような巣素での養蜂が難しいのです。
巣素であえれば遠心分離機で蜜と巣をを分離させる事ができるのだけど、日本蜜蜂は基本的に垂れ蜜。
遠心分離も全く無理というわけではないらしいですけどね。
茶漉しである程度ろ過して巣のかけらとか灰汁っぽいのとかを漉し取ります。
糖度も測ってみました~。
81.7度!ばっちりですね~!
瓶に溜まってきましたよ♪
今回、巣枠1段で1リットル強採れました。
一番上の巣枠で端っこに方には蜜が入っていないし、巣枠の高さを小さめで作っているので、特にそうなのかも。
お義姉さん所と、うちの実家と、冬場の砂糖水用の砂糖を大量にくれた近所のおじさんちにおすそ分けしたら無くなってしまうなぁ。
今回は下川さんだけだったので、秋には川上さんを2段くらいいきたいです。
できれば下川さんをもう1段。
まぁ、蜂蜜を販売する予定は今のところ全く無いのでそんなにたくさん採らなくても良いのかもだけど。
巣が高く高くなってしまうので、私としてはできれば採りたいです。
今日は蜂たちもまだ気が立ってるかもしれないので、明日の夜に下川さんには1~2段巣枠を付け足してあげる予定です。
最上川さんも巣がどんどん延びているので、明日には付け足してあげないと!
相も変わらず蜜蜂ネタです。
今日はオス蜂のお話。
働き蜂はみんなメスだって知ってますか?
女王蜂が居て働き蜂がお世話しているから何となくハーレムっぽいイメージですよね。
ところが働き蜂は全員メスなんです。
じゃぁ、オスは居ないの?というと、オスは居ます。
オス蜂はこちら(虫苦手な方はごめんなさい!) ↓↓
働き蜂より一回り大きく、大きな顔のほとんどが目で、モフモフしてます。
下の写真はオスメス混合の写真なのだけど、真ん中辺りの集団の一番上の2匹が比較しやすいかな?
右がオスで左がメスです。
オスは全体的に黒っぽくて、メスは小顔で体が縞々なのが分かるでしょうか?
オスは春から次々と産まれてきて、秋が過ぎる頃には巣から締め出されます。
産まれてきたオスは他の女王蜂を求めて毎日あちこちに出かけていきます。
色んなところのオス蜂が集まり女王蜂が通りかかるのを待つのですが、女王蜂に会えなかったり会えても何もできなかったら帰宅します。
そして秋が過ぎる頃には新しい女王は生まれなくなり、オス蜂はお払い箱というわけで。
蜜を採ることもできないオス蜂は巣を追い出されたらおしまい・・・
可哀想なオス蜂ですが、だったら女王蜂と出会って運良く交尾できたとしたらどうなのか。
その場でご臨終なのです。
交尾成功!と同時に風船のように膨れて破裂・・・北斗の拳状態。しかも1度で数千匹のオス蜂が命を散らしていきます。訂正:数千匹は1度に群がる数で、交尾成功するのはこの中の数匹~多くて十数匹くらいだそうです。
話によると、リアルに『ポン!ポン!』と音が聞こえるとか。
秋まで生き残るのとどっちが可哀想か判断つきませんよね。
というか、オス蜂可哀想過ぎる!
何でこんなに可哀想な境遇なのか、私なりに考えてみました。
そもそもオス蜂はどうやって産まれるのか。
働き蜂(メス)は有精卵から産まれますが、オス蜂は無精卵から産まれます。
オス蜂が必要になってきたら働き蜂が少し大きな穴の巣穴を作り、女王蜂に『オス蜂産めよ』という催促をするんです。
つまり、オス蜂=女王蜂の遺伝子コピーだと私は理解しているわけで。
私にとってオス蜂の出生の秘密は『どうやって核分裂してるのか気になる!!!』とモヤモヤする案件なのです。
ちなみに、働き蜂はメスなのに卵産まないのか?という疑問も出てくると思います。
産みます。
ただし、女王蜂存命中は産む事ができません。
女王蜂が出すフェロモンは働き蜂の卵巣を機能停止(退化かな?)させる働きがあるので、女王蜂が生きている限りは働き蜂が卵を産む事は無いのです。
女王蜂が何らかの理由で死んでしまった場合、フェロモンから開放されて卵巣の機能が回復します。
女子に戻った働き蜂は体の縞々が薄くなって全体的に黒くツヤっぽい体になるらしいですよ。
ただし、女王蜂に昇格する事は無く、働き蜂が産む卵は無精卵という事になります。
そうすると最終的に群れは消滅。
オス蜂のどれか1匹でもよその女王蜂に出会えてたら遺伝子は生き残れるというシステムです。
自然って真っ直ぐすぎて逆に怖いかも。
とまぁ、オス蜂のお話はこんな感じです。
ひとまず蜜蜂の話はこれまでかな?
ちなみに、スズメバチは秋の終わりに新女王が産まれて交尾した後、冬を越すのは新女王のみです。
働き蜂もオス蜂も冬は越しません。
旧女王も越さないんだったかな?
春先に居るスズメバチは女王蜂です。
女王なのに一人で冬を越して春になったら自分で仮住まいの巣を作って卵産んで子育てします。
可哀想だけど、この時期に退治てしまうのも一つの手ですよ。
長々と蜂話にお付き合いくださってありがとうございました!
私は専門家でもなく、旦那さんに聞いたり本で読んだりした知識しかありません。
間違っている事もあるかもですが多めにみていただけるとありがたいです・・・